11.0 (日本語)

ゲーム未指定画面

LÖVE 11.0 のコードネームは Mysterious Mysteries (ミステリアス・ミステリー) です。現在公開中です。

0.10.2 からの変更点

機能追加


API の改名

1.10 で改名された API は次回のメジャーリリースまでに削除または廃止予定になります。


その他の廃止予定


機能廃止


その他の変更

  • Windows XP への公式対応を終了しました。
  • 色値表現の有効範囲を 0 ~ 255 (8-bit) から 0.0 ~ 1.0 (10-bit HDR) へ変更しました。この変更は下記の関数に影響を及ぼします:
  • 高 DPI 機能において、正しい寸法と位置でグラフィックスを表示するために必要なコードの記述量を減らしました (多くの場合、一切不要になります)。
  • love.graphics.print と関連関数でキャリッジリターンを無視するために更新。
  • 'premultiplied' 方式の BlendAlphaMode を使わない場合は数式だけ動作してしまうので、'multiply' 方式の BlendModeはエラーになるよう変更。
  • Shader:send の行列型異形において、デフォルトの行列の解釈方法を列優先ではなく、行優先へ変更。
  • Canvas:newImageData の異形において Canvas で二次元ではないテクスチャ型を使用、またはミップマップがあるとき、 slice と mipmap インデックス引数で必要となる x/y/width/height を使えるように変更。
  • Canvas が有効である場合に love.graphics, love.window, および love.event の一部 API でエラーが発生するよう変更。
  • love.graphics.setCanvas の stencil=true (またはカスタムステンシル形式の Canvas) によりステンシル処理機能を Canvas を有効にするための変更。
  • Mesh:setDrawRange で 'min' と 'max' の代わりに 'start' と 'count' 引数を使うように変更。
  • love.image.newImageData として寸法指定の引数 (width, height) と PixelFormat を引数 (format) として扱えるように変更。
  • love.window.setMode の 'vsync' フィールド、および構成ファイルの t.window フラグを変更。現在は整数の 0 を指定することで vsync を停止できます。
  • Channel および love.event.push は、テーブルのシリアル化で非一次元テーブルを扱えるようになり、循環参照テーブルを検出できるように変更。さらに循環参照テーブルはスタック・オーバフローではなくエラーが発生するように修正されました。
  • Source において再生または再生していないときは、一時停止、または停止ではなく、再生するよう変更。以降の Source:stop では、Source を停止すると巻き戻されます。
  • love.audio.pause() において、この関数を呼び出して Source を一時停止したときに停止された Source リストを返すよう変更。
  • Source のシーク動作を変更。各種の Source で境界を超えてシークする場合は仕様変更前と動作は同じです。
  • love.timer.step において計算済みのデルタ時間を返すよう変更。
  • メインループを返す関数である love.run および love.errorhandler を変更。これらは love が終了するまで呼び出されます。
  • enet において 'enet' はグローバル空間から外すよう変更。
  • love.keyboard.isDown および love.keyboard.isScancodeDown 無効な列挙型値を指定された場合はエラーになるよう変更。
  • コマンドライン引数の処理方法に関する改善と更新。
  • ゲームのソースディレクトリとして存在しないフォルダが指定された場合は、ゲーム未指定画面ではなくエラーを表示するよう起動シーケンスを更新
  • Windows 版において 'love.exe --version' の動作を親コンソールへ表示するよう更新。
  • Android の表示経路変更、およびスレッド内部処理で適用していた JIT コンパイルを禁止するための更新。
  • 正常列挙型値のリストを表示するために不正列挙型値のエラーメッセージを更新。
  • Source:seek が再生されていないときでも Source が動作するよう更新。
  • love.math.random において数値分布の改良のために更新。
  • 利用可能であるとき love.graphicsで OpenGL 3.3以降のコアプロファイルに対応するための更新。
  • SpriteBatch は空き容量不足になったときに自動的に容量を確保するよう更新。
  • Shader において OpenGL ES が利用できる場合の派生関数 (dFdx, dFdy, fwidth) を常時公開するよう更新。* シェーダーコードの変数名として VERTEX と PIXEL を使用可能にするためにシェーダーを更新。
  • love.graphics.circle, love.graphics.ellipse, love.graphics.arc, および love.graphics.rectangle で使用する線分数の判定時に座標変換尺度を考慮するために更新。
  • love.graphics.line へ不正値が指定されたときのエラーメッセージを更新しました。
  • フォントグリフ生成におけるアンチ・エイリアシング品質の改善。
  • Canvas:newImageData において、できる限り形式の近い Canvas と一致する ImageData の形式を返すよう更新。
  • 未指定時に "@2x", "@3x" などのピクセル密度尺度係数がファイル名の末尾に不可されたものを扱えるようにするために love.graphics.newImage を更新。
  • love.graphics の座標変換・ステートスタック深度を最大 64 から 128 へ拡張するための更新。
  • ユーザーの判断でエラーメッセージをクリップボードにコピー可能にするためにデフォルトのエラーハンドラを更新。
  • パスごとの複数テンプレート '?' 文字に対応するために love.filesystem.setRequirePath を更新。
  • luasocket を version 3.0rc1 へ更新。
  • love.joystick.loadGamepadMappings において空文字列を指定されたときにエラーにならないよう更新。
  • love.joystick.setGamepadMapping において可能であれば、新規マッピングでコントローラの名称を使用するよう更新。


性能の改善

  • 可能であれば、描画時にテクスチャ、図形、線、点の描画時の自動的に組み合わせて描画呼び出しをバッチ処理することにより性能の改善。
  • Shader 無効時における Shader:send の性能を改善。
  • LuaJIT の JIT コンパイラ有効時における love.math.randomNormal に実行性能を改善。
  • 特に .zip/.love 内にあるファイルを読み取る場合において love.filesystem.lines および File:linesの性能を改善。


不具合修正

  • エラーメッセージに非 UTF-8 バイトがあるとき、デフォルトのエラーハンドラでエラーが発生していた不具合を修正。
  • Object モジュールが読み込まれていないスレッドへ love の Object を送信するときにメモリリークが発生した不具合を修正。
  • peer:send の失敗時に enet でメモリリークが発生していた不具合を修正。
  • Linux では必ず -1 を返すように os.execute を修正。
  • WeldJoint, PrismaticJoint, および RevoluteJoint のデフォルト基準角度を修正。
  • 内部 Fixture (固定具) が保持する既存の Shape (形状) を再利用するために Fixture:getShape を修正。
  • MouseJoint:setFrequency で振動数 0 を設定すると、エラーにならずに異常終了する不具合を修正。
  • ウィンドウ未作成時に love.system.setClipboardText および love.system.getClipboardText を呼び出すと、エラーにならずに異常終了する不具合を修正。
  • Joystick:getGamepadMapping で xinput コントローラが正常に動作しなかった不具合を修正。
  • love.joystick.setGamepadMapping の変換コードを修正。
  • テキストレンダリング時の基線計算方法を修正。
  • Shader:send および Shader:sendColor で配列にある最後の引数を無視していた不具合を修正。
  • 対応時に、 VaryingTexCoords および love_ScreenSize のシェーダーが OpenGL ES の 'highp' になるよう修正。
  • 座標変換スタックが空ではないとき、 love.graphics.pop の後に love.window.setMode を呼び出してしまうと異常終了する不具合を修正。
  • ParticleSystem:setParticleLifetime で負数値が指定されたときにエラーが発生したのを修正。
  • love.window.isMaximized の不具合を修正。
  • ワイドレンジの Ogg Theora ファイルを扱うために Video 再生を修正。
  • Video のシーク処理速度を修正。
  • BezierCurve において特定の状況下でエラーにならず処理されてしまう不具合を修正。
  • 新しい LuaJIT 2.1.0 ベータ版に収録されている luasocket をコンパイルした時の不具合を修正。



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